1坪って何㎡⁉不動産でよく使われる坪、畳数、平米について
2022.03.07

今回は、坪、畳数、平米などの広さを表す単位について解説いたします。
家探しで重視するポイントとして、立地はもちろん、間取りを挙げる方も多いのではないでしょうか。
近年はまずネットで物件情報を見てから、気になるものだけ内見に行くという方がほとんどになっています。
しかし、不動産の広告には普段はなじみのない言葉や単位がたくさんあり、坪、畳数、平米の違いってなんだろう・・・。と思われる方もいるのではないでしょうか?
見ているだけではイメージが湧きづらいという方も少なくありません。
この記事を読めば、間取りや数字を見ただけで実際の広さがイメージできるようになるかも・・・!?
ぜひ、最後までご覧ください!
坪(つぼ)とは
日本では中世以来、測地用の慣用単位であり,旧土地台帳、旧家屋台帳でも使われていた単位です。
坪とは日本独自の面積の単位であり、1坪は約3.3平方メートルに相当します。
この単位は古くから使われており、日本の建築や不動産業界で今でも広く使用されています。
日本独自の単位なので、アメリカでは「スクエアフィート」(約10.76sq/ft=1㎡)、中国だと1畝(「ムー」)=66700㎡が使われています。
日本に近い台湾や韓国では、1坪の面積は同じですが呼び方が違います。
もしも、アメリカや中国など外国でお住まいを探す際は注意が必要です。
坪の歴史
坪の起源は奈良時代に遡ります。
当初は田んぼや畑の広さを測るための単位として使われていました。
江戸時代には、商業地や住宅地の面積を測る基準としても採用され、都市計画にも大きな影響を与えました。
坪は日本の文化や経済活動の中で重要な役割を果たしてきました。
1坪ってどれくらい?
1坪は、1辺が6尺(約1.81818178m)の正方形で3.30578㎡になります。
また、これらをもとに計算すると1㎡は0.3025坪となります。
つまり、1坪はおよそ3.3平方メートルです。

坪の活用事例
現代の不動産市場では、土地や建物の広さを表現する際に坪がよく使用されます。
例えば、不動産広告では「土地50坪」と記載されることが一般的です。
これにより、買い手は直感的にその広さをイメージしやすくなります。
坪単価
不動産ポータルサイトで見るよりも、不動産業者から聞くことが多いと思われる「坪単価」という言葉。
1坪あたりの価格のことを指し、「物件価格÷坪」で計算できます。
この「坪単価」は、どのようなときに利用されるかというと、物件価格の比較の際によく用いられます。
面積が広ければ広いほど、表面上の価格が上がるのは当然。
コンパクトな間取りがメインの物件と、単身者~ファミリー向けまで幅広く展開している物件を比較するのは難しいですよね。
そこで面積に対して物件価格が割高なのか否かを知りたい場面では、坪単価を使うことで、物件評価がしやすくなります。
特定のエリアや物件の価値を判断する際にも役立ち、多くの物件では、複数の間取りタイプが展開されていることが多いため、物件全体の平均坪単価を出し、周辺の物件との比較をすることがよくあります。
例えば、「このエリアの平均坪単価は上がっている」という情報は、その地域の人気や将来性を示唆していて、大抵売出中の物件の坪単価をもとにしています。
家探しの際は、数件を比較することがほとんどかと思いますので、ぜひこの「坪単価」という指標はご活用ください!

坪単価の具体的な計算方法
坪単価は、土地や建物の価格を正確に評価するために使用されます。具体的には、以下のように計算します。
- 物件の総価格を把握する。
- 物件の面積(坪数)を確認する。
- 総価格を面積で割る。
例えば、総価格が3000万円で面積が50坪の場合、坪単価は「3000万円 ÷ 50坪 = 60万円/坪」となります。
このようにして、異なる物件の価格を比較する際に坪単価が役立ちます。
畳(じょう)とは
畳数とはその字の通り、畳1枚分の面積に相当します。
「帖」という表現もありますが、畳と同じ意味で使われます。
日本では畳文化が根付いており、部屋の広さの表現で伝統的に使われている単位です。
基準となる畳1枚のサイズは地域によって異なり、江戸間、中京間、団地間などがあります。
畳の歴史
畳は、奈良時代から平安時代にかけて普及しました。
当初は貴族の家や寺院で使用されていましたが、徐々に一般家庭にも広まりました。
畳の大きさは地域や時代によって異なりますが、標準的な畳(京間)は約0.955メートル×1.91メートルです。
1畳ってどれくらい?

京間(西日本エリア):191.0cm× 横 95.5cm=1.82m2
中京間(東海エリア):182.0cm× 横 91.0cm=1.65m2
江戸間(東日本エリア):176.0cm× 横 88.0cm=1.54m2
団地間(多くの団地で採用):170.0cm× 横 85.0cm=1.44m2
日本で一般的に使われている畳のサイズは「江戸間」です。
人口が多く、必然的に住宅も多い関東で用いられているため、全国的に標準となっているようです。
畳の地域差と標準
日本では、地域によって畳のサイズが異なります。
例えば、関東地方では「江戸間」が標準とされ、関西地方では「京間」が一般的です。
この違いは、家探しの際に注意が必要です。
特に、引越しや新築住宅の購入を検討する際は、実際の畳のサイズを確認することが重要です。
そこで、不動産の取引上の表現としては、以下の通り規定されています。
住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上の広さがあるという意味で用いること。
公正競争規約施行規則
つまり広告等に掲載されている畳数は「1畳=1.62㎡」で統一されています。
これにより、地域差を考慮せずに部屋の広さを比較できるようになっています。
前述の通り、地域によって異なるため、家探しのときには注意が必要です。
畳数の具体例
プレシス鶴間レジデンスで実際に使用されている間取りを見てみましょう!
LDKが12.1畳(帖)の場合、
12.1畳(帖)×1.62=約19.6㎡ということになります。
また、5帖ですと、
5×1.62=8.1㎡となります。
このように、畳数を平方メートルに換算することで、部屋の広さをより具体的にイメージすることができます。
畳の特徴と使い方
畳は日本の伝統的な住まいで、その柔らかさと温かみから、広く使用されています。
リラックスできる空間としても人気があります。
また、畳の上に座ったり寝転んだりすることができるため、多目的に利用できるのも魅力です。
最近では、洋風のインテリアに畳を取り入れる「和モダン」スタイルも人気です。
◆この物件の公式HPはこちら◆

平米(㎡)とは
「平米」(へいべい)または「平方メートル」は、国際的に認知されている面積の単位です。
1平米は1メートル四方の面積を表し、ほぼ全ての国で標準として採用されています。
平米の歴史
平米は、メートル法の一部としてフランスで1795年に導入されました。
その後、メートル法は世界中に普及し、現在ではほとんどの国で公式の単位として使用されています。
日本でも、建物の総床面積や敷地面積を示す際に平米が用いられます。
平米数の活用事例
建築確認申請や都市計画においては、必ず平米数での表示が求められます。
また、国際的な取引や交流においても、平米数の使用が標準とされています。
日本でも、建物の総床面積や敷地面積を示す際に平米数が用いられます。
平米数は、特に国際的な不動産取引やビジネスにおいて重要な役割を果たしています。
例えば、海外の物件を購入する際には、平米数での表示が一般的です。
これにより、異なる国や地域の物件を比較する際にも、統一された基準で判断することができます。
平米数の具体的な計算方法
平米数を計算する際には、部屋や建物の長さと幅をメートル単位で測り、それらを掛け合わせます。
例えば、部屋の長さが5メートル、幅が4メートルの場合、平米数は「5m × 4m = 20㎡」となります。
このようにして、部屋や建物の正確な面積を求めることができます。
坪、畳数、平米数の比較
坪、畳数、平米数の各単位は、それぞれ異なる歴史と用途を持ちながらも、現代の日本において重要な役割を果たしています。
これら坪、畳数、平米の単位を正確に理解し、適切に活用することが求められます。
<比較表>
単位 | 面積(平方メートル) | 説明 |
---|---|---|
坪 | 約3.3㎡ | 日本独自の面積単位。主に不動産広告で使用される。 |
畳 | 1.62㎡ | 畳1枚分の面積。主に室内の広さを表すために使用。 |
平米 | 1㎡ | 国際的に標準の面積単位。建物の総床面積や敷地面積に使用。 |
これらの単位を使い分けることで、物件の広さをより正確に把握することができます。
坪、畳数、平米数の換算方法
坪、畳数、平米数の換算方法を知っておくと、物件の広さを正確に比較することができます。
- 坪から平米への換算: 1坪は約3.3平方メートルです。したがって、坪数に3.3を掛けることで平米数が求められます。例えば、10坪の場合、10坪 × 3.3 = 33㎡となります。
- 平米から坪への換算: 1平方メートルは約0.3025坪です。したがって、平米数に0.3025を掛けることで坪数が求められます。例えば、50㎡の場合、50㎡ × 0.3025 = 15.125坪となります。
- 畳数から平米への換算: 1畳は約1.62平方メートルです。したがって、畳数に1.62を掛けることで平米数が求められます。例えば、6畳の場合、6畳 × 1.62 = 9.72㎡となります。
まとめ
坪、畳数、平米数の各単位は、それぞれ独自の歴史と用途を持ちながらも、現代の日本において重要な役割を果たしています。
1坪=3.30578㎡
1㎡=0.3025坪
1畳=1.62㎡
リビングや洋室などは畳数、建物の専有面積は㎡や坪で表示されることが多いです。
そのため、上記の計算方法を覚えておくと自分の分かりやすい単位で計算できます。
とはいえ、体感のお部屋の広さ、使いやすさは単に面積だけでは測れないものです。
数字上の広さは広くても、間取りの形によっては有効面積はもっと小さい、なんてこともあれば、もちろん逆もあります。
ですので、ネットなどで坪、畳数、平米を見ただけで「狭い」と判断せず、一度実物を見に行き、間取りと実物を見比べてみてくださいね!
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更新日 2024年08月30日
公開日 2022年03月07日