マンション完成までの工程を調べてみました!
2022.10.13
皆様はどんなお家にお住まいでしょうか。防音・防犯性能などを求めてマンションを選ばれる方が多くいらっしゃるかと思います。しかし実際住むお家がどのように造られているのか、完成するまでにどのくらい期間が必要なのかなど、住む家なのに知らないことが多くあるかと思います。そこで今回は、マンションに住む方のちょっとした疑問を解決できればと思います。
マンション完成までにどのくらい期間が必要?
まず初めに、実際マンションがどのくらいの期間で完成するかですが、これは土地が更地なのか建物が建っているのかによって変わってきますが、一般的には目安として1フロア辺り約1ヶ月程度かかると言われています。
工程としては、準備工事・基礎工事・内装工事・仕上げ工事・外構工事などが行われていきますが、完成までにかかる期間は一般的に、「マンションの階数+3~5ヶ月」だと言われています。なので8階建てのマンションを建築するのに、大体1年ぐらいはかかってくる計算になります。規格化された建築資材やシステム化された工法で建築する場合は、比較的工期を短くすることができますが、デザインが独特であったり、鉄筋コンクリート造はコンクリートの乾燥に時間がかかるので、その分工期を大幅に短くすることができません。
工事内容ってどんなことをやっているの?
〇準備工事
マンションの建設を行う場合、まずは地盤をしっかりと固める工事が必要となります。地盤が悪い場合には改良工事を行わなくてはなりません。土台がしっかりしていることは建物を建てるうえで当然の条件です。
また土地にすでに建物が建っている場合には解体工事を行います。解体工事にかかる期間もしっかり把握しておきましょう。解体工事の場合、すでに建設されている建物の状態や規模にもよりますが、おおよそ1週間から1カ月をみておくとよいでしょう。このような地盤の改良工事や解体工事を準備工事と呼ぶこともあります。
〇躯体工事
建物の支柱にする杭を打ち込む杭工事や、鉄筋などで組んだ型枠にコンクリートを流し込み、建物の土台を据えるための基礎工事が行われます。1階から順に配筋や型枠の躯体工事をし、上階の床の施工と配筋、型枠工事を階数分繰り返していきます。
〇内装・外装工事
上階の躯体工事と並行し、下階から内装工事が始まります。初めは電気の配線やユニットバスの据え付け、空調などの配管工事を行い、その後、断熱材の施工や、天井や壁のクロス貼りなど仕上げ工事を行っていきます。二重床・二重天井の作業もこの時に行い防音効果を高めたりします。
そして最後の仕上げとなる建物の外装工事を行います。下地処理、タイルの貼り付け、外壁塗装、屋上の防水工事など、建物の美観を長期にわたり保つためにも、入念な作業を行います。
〇外構工事
最後に、駐車場のアスファルト舗装、植栽工事などが終わると検査を経て完成です。
ただし、工事の種類や規模によって工事の流れや内容が変わる場合があります。
建設期間が延びることってあるの?
マンションの建築は、建物ごとに状況が違っているので建築期間(工期)が長くなってしまう場合もあります。例えば、建築する土地にすでに建物があれば解体工事をしなくてはいけません。また、周辺の住民にも配慮を示さなければなりません。
他にも、通学路に面している場合は、時間によっては安全のために工事を一時中断する必要があるかもしれません。また、騒音や粉塵などにも配慮をし、作業時間を制限しなければならないこともあります。さらに、地盤が弱い場合など土地の状態によっては、土地の改良工事や杭打ちや基礎工事の工程で想定外の時間が掛かり、工期が延びる要因となります。
引き渡し時期が不安な方は、購入をご検討しているマンションに確認してみましょう。
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更新日 2024年07月28日
公開日 2022年10月13日