市が尾駅前には”電柱”がない!?

2022.01.16

こんにちは!MOKUSIRUをご覧いただきありがとうございます。

近年、南海トラフ地震の話題が多く取り上げられ街の地震被害対策などがクローズアップされることが多くなりました。

そんな中、電柱の地中化が一つの地震被害対策となるということをご存じでしたでしょうか?

市ヶ尾も一部ではありますが電柱が地下化されている場所がございます。

今日は、電柱が地下化されることのメリットについてお話していこうと思います!!

電柱を地下化にすることによるメリットは大きくわけて3つあります。

メリット1 景観が良くなる

地上に張り巡らされた電線類が道路の下に埋設される為、街並みがスッキリとします。
空が大きく見える美しい街並みになり景観が良くなることが、地下電柱化を進める1つのメリットと言えますね◎

ゴチャゴチャした街並みよりもスッキリとした街に住みたいですよね。

メリット2 災害に強く、安全性が向上する



阪神淡路大震災や東日本大震災では地震により折れた電柱が家に倒れてきたり、避難経路である道をふさいだりといったケースが報告されています。

道路が塞がると緊急車両の通行が遮断され、ライフラインも遮断されます。そのため通行可能なほとんどの道路では交通が麻痺し、大渋滞により救助・復旧活動が遅れてしまうのです。

実際に、阪神淡路大震災における神戸地区の架空線と地中線の通信ケーブルの被災状況で、地中線の被災率は、架空線の80分の1ということが報告されています。

電柱を地下化することにより災害の一時被害はおろか二次被害・三次被害を防ぐことができるといった点は大きなメリットです!!

メリット3 防犯効果


電柱をよじ登ってマンションや戸建てに侵入するといった経路をなくすことにより、防犯効果も高まります。

また、電柱に貼ってある高利貸しの広告や、違法性の高い勧誘広告を貼れないようにすることで、防犯にもつながります。

その他にも電柱を地下化することによって歩道の有効幅員が広がり車椅子や、ベビーカー等の通行がスムーズになるなどのメリットがあります。


電柱地下化まとめ


電柱を地下化することによるメリットが多い反面、高コスト・長工期といったデメリットもありますが、災害復旧のコストや災害被害の観点から電柱地下化は安心・安全に住むうえで普及してほしいものです!!

横浜市では市が尾駅周辺地区道路特定事業計画を策定し、横浜上麻生線の一部につき、道路のバリアフリー化と併せて、都市防災機能の強化や景観等の観点から無電柱化事業として、電線共同溝の整備を行うと発表しております。

市が尾駅前の景観がすっきりしてみえるのは、電柱地下化が影響していたようです。

今後の市ヶ尾の発展に、ますます期待大です!!

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更新日 2024年08月11日
公開日 2022年01月16日

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