桜と梅が同時に開花する【神宮の春】

札幌の人に「宮の森といえば?」とたずねると、「北海道神宮」と答える人が多いそう。北海道を代表するお宮として、多くの人に愛されている理由はどこにあるのか。「PROSTYLE札幌 宮の森」の魅力を語る上で欠かせない北海道神宮を紹介していきます。

毎日見ても飽きることのない景観

一年を通じて参拝客が絶えない「北海道神宮」ですが、とりわけ春に賑わいを見せます。毎年5月に差し掛かるころ、桜と梅が同時に開花。自然豊かな境内には多くの野生動物も棲み、心地いい小鳥のさえずりに耳を傾けていると、野生のエゾリスが愛らしい顔を見せることもしばしば。市民の癒しの場所としてはもちろん、多くの観光客が足を運ぶゆえんでもあります。

 

その神宮を囲むようにしてある、自然豊かな公園が「円山公園」です。最寄駅の「円山公園駅」からは徒歩で5分ほど。都心からもアクセスしやすいこの場所は、国の天然記念物でもある円山原始林の北側に位置し、四季の移り変わりを五感で感じられるスポットです。

エゾヤマザクラやソメイヨシノなど約160本の桜が植えられており、春は古くから知られる桜の名所。長い冬を過ごし、彩りの季節を心待ちにしてきた人々が、見頃の花を求めてやってきます。

 

こんもりとした夏の緑が爽やかな季節を過ぎると、ヤマモミジやカツラ、イチョウが色づきはじめ、美しい紅葉が見頃に。そして木の枝を真っ白な雪が覆いつくす、冬の銀世界へと姿を変えていくのです。

季節はもとより、天候や時間によっても刻々と移り変わる景観は飽きることがなく、毎日のように散策する人が多いというのも頷けます。