札幌 宮の森 EPISODE.1
隈研吾が「集合住宅」を手掛けた理由
昭和の初期に秩父宮、高松宮の両殿下が相次いで来訪し、スキーを楽しまれたことから、札幌市の南西に位置する山のふもとは「宮の森」と呼ばれるようになりました。付近には1972年の札幌五輪でスキージャンプの舞台となった大倉山ジャンプ競技場があります。
そう語るのは、世界的な建築家、隈研吾氏。隈氏は2022年夏に宮の森に竣工する「プロスタイル札幌 宮の森」を設計・デザイン・監修をしました。このラグジュアリー・レジデンスは、「木」の印象が全体を覆いつつ、寄り添うように集まり、地形に溶け込むようにして存在するのが特徴です。隈氏にとって新境地を拓くことになるこの集合住宅に対し、「環境に対する意識が高い人に住んでもらいたいですね」と想いを語ります。